手ぬぐい -AINU spirit-

アイヌの人々に古くから伝わるアイヌ紋様
（アイヌ紋様については後半、簡単に説明）

今回から染め方の手法が少し変わり、色が違うデザインの境界に少し見え隠れしていた白い隙間がなくなり、裏表無し率99%にグレードアップしました。


EUGLENALAND的推しは初登場色の赤を使った黒×赤。この強い色のコントラストはアイヌに相応しい。
◉墨色（すみいろ）×深緋色（こきひいろ）
黒＝墨色、赤＝深緋色
深緋：大宝令、延喜式の服色にこの名がある。茜根（あかね）に紫根（しこん）を混ぜて染めた。
墨：墨汁のような黒。とはいえこちらは先に手ぬぐい全てを赤く染め、後から黒でデザインを入れてるので赤黒という感じの色合い。


東欧を感じる青緑と黄は木材色調に映えます。
◉納戸色（なんどいろ）×狐色（きつねいろ）
青緑＝納戸色、黄＝狐色
納戸：藍染めの布を納戸に貯える、納戸は物をしまっておく部屋だから暗い、そんなイメージから生まれたこの色名。
先に手ぬぐい全体を黄色に染めた後、青色でデザインを入れてます。青みの強い緑という感じ。

どちらも木材の上に置いて撮った写真の色合いが実物に近いです。
手ぬぐいを折り畳んであるものは、一番上に見えてるのは手ぬぐいの裏側になります。
端の方にうっすらと赤や黄色が見えてるのが裏側です。
今回は私の目印になるようなロゴなどはデザイン内に入れてないので、端のうっすらな色が裏表の目印になります。


大判サイズ 30cm×100cm
綿100%

こちらは染め製品です。
手捺染（てなっせん）という手法で作られ、裏への色の浸透率が90％以上のため両面使いができます。
多少の色むらが御座いますことをご了承ください。
洗うと少し色落ちしますので、薄い色の衣類とは一緒に洗わないようにしてください。


***アイヌ紋様について***
アイヌの人々にとってアイヌ紋様は、魔除けや保護、自然との調和、部族の印、儀式や信仰などの象徴として使われています。

それぞれの形が現しているものは、

【モレウ：渦巻き文】
もっとも基本的な紋様で円状や螺旋状のもの。自然の流れを象徴し、水や風の動きを表す。

【アイウシ：とげ文】
直線的な線やとげ状のもの、自然のエネルギーや力強さを表現。

【アプカス：葉文】
植物の葉や花をモチーフにしたのもで、生命力や繁栄を象徴。

【マタンプシ：頭巾の紋様】
縁に施されてる文様で、保護や魔除けの意味を持つことがある。

と、されていますが、完全な理解にはアイヌの文化や歴史への深い理解が必要です。私も全然まだまだですが少しずつ理解を深めたい。